Techtouch Developers Blog

テックタッチ株式会社の開発チームによるテックブログです

テックタッチの社内勉強会紹介

久しぶりのブログ投稿させていただきます misu です。書いたのは meilisearch 以来でしたが、その間に v1 になったようで今後がますます楽しみですね!

はじめに

テックタッチで行われているエンジニア社内勉強会について紹介したいと思います。 当初は Biz/Dev 関係なく行っていた Spark Lunch というものが勉強会として存在していました。しかし、嬉しいことに事業成長とともに人が増え、業務がより忙しくなってくるにつれて開催は滞り、不定期開催となってしまいました。 一方私はエンジニアとして普段の業務で得た知見や趣味で勉強してみたことについてアウトプットしあうことで、技術力を高めていきたいという気持ちがありました。それを 1on1 のときに話してみるとやってみようかということで以下のような形で勉強会がスタートしました。

目的
技術的なトップラインをあげる。そのために業務時間を多少使って発表準備を行う。

発表方法

  • 発表は基本デモ、ライブコーディング(例/AWS CDK を使ったアプリケーション開発を実演。デモではなくふつうにスライドもあり)
  • 毎週 1 人 30 分。当初は 6-7 人で順番に回していたので 1 - 2 ヶ月に一回自分の番が来る。

発表内容

  • 最新技術のキャッチアップ(新しい言語、フレームワーク、ミドルウェア、サービスなどなど)
  • 既存技術の深堀(例/RDB のファイルシステム、DDD のヘキサゴンアーキテクチャの実装例)
  • 業務で得た知見の共有

2021 年の 10 月からバックエンドエンジニアチームでスタートし、2023 年の 4 月(この記事執筆時)まで続けられています。 勉強会は tandem というコミュニケーションツール上で行われていて、興味があれば誰でも入ることができます。

リスナー参加ができるためフロントエンドメンバーやエンジニアマネージャーの方が数人聞いていることが多いです。 この取り組みからフロントエンドチームでも勉強会が 2022 年の 3 月から始まっています(こちらは隔週)。 パワフルなメンバーはバックエンド・フロントエンドどちらの勉強会でも発表していて頼もしいです笑

以下のグラフは、フロントエンド・バックエンドを合計した勉強会開催頻度を表しています。 実際には毎週できないことのほうが多いですが続けられていることがわかると思います。

勉強会のアップデート

最近では以下のような課題感があり、方針のアップデートがありました。

課題

  • ネタが無いと辛い
  • 勉強会の資料を作るのが大変
  • ハードルが上がり過ぎちゃう(ハードルを低くしたい)
  • ホットなネタがある場合にやりたいタイミングを逃しちゃう可能性あり
  • 30 分という時間は継続しやすくてよいが、たまに延長してもう少し話したいときがある

アップデート

  • 金曜日の 17 時から、木曜日の 18 時に変更した。(時間は 30 分枠から 1 時間枠にした)
    • 18 時にすることで、後のミーティングを気にしなくてよくなる
    • 終わったら業務終了位の気持ちで参加できる
  • 発表者をローテーションから、何か発表ネタある人あるいはありそうな人にお願いというようにした
    • ローテーションだとその時ホットな内容を話す機会が先延ばしになってしまうため
  • LT 枠を設けた
    • 30 分の資料作りは大変なので小ネタでも話せる場を作って共有できるようする。資料用意がなくてもよい。

効果

まだこの方針にして 2 回しか経っていませんが、時間に余裕ができたのはよかったと思っています。せっかく盛り上がっても時間切れで不完全燃焼になってしまうのはもったいないからです。 LT 枠では技術的なコミュニケーションができる場として有意義でした。自分も発表者で話してみたのですが、色々知見を持ったメンバーから意見をもらえたりするので簡易でも何かネタをもっていって話してみると楽しいなと思いました。他のメンバーもこんなテンプレートの用意があるけどどう?みたいなコードベースの話から盛り上がったので今後も続けていきたいです。

最後に

テックタッチではサービス開発の傍ら、エンジニア同士で勉強会を行なうことで業務で使った技術の共有や新しい技術の共有をしスキルアップを続けています。 セキュリティ、ネットワークやコンピュータサイエンスに詳しいメンバーもいるので色々な観点からのツッコミがもらえて面白いと思います。 チームで技術的な成長も続けサービスに活かし、チームもサービスもより大きくしていきたいです。 少しでも興味を持っていただけましたらカジュアル面談からでもお話しましょう!